第2章 全ての始まりの2歩
パッカ パッカ
パッカ パッカ
みなさんごきげんようアオバです
わたくしは今幸福に浸っております
え?なぜか?
それはね…
アラジン「わー、ウーゴ君街がだんだん小さくなってゆくねぇ!」
アラジン君がいるからです!
やっぱり俺の推測は当たっていたんだ!
ナイスだチーシャンに来た自分の判断
そしてアリババ君と仲良くなれた強運!
俺が心の中で盛大にガッツポーズを
決めていると
ブーデル「これ…動くな子供よ…
ほこりが散る」
貴方「(テメーの方こそその体に沢山ついてる肉邪魔なんだが…さばくぞ豚野郎)」
貴方「(アリババ君もヘラヘラしながら謝ってるし)チッ」
ブー「なんだ?お前は何か文句でもあるのか?ん?」
アリ「ア、アオバ!」
貴方「(めんどくせーな)」
目を閉じ
そして開く
貴方「申し訳ありませんダンナ様」
笑顔を貼り付け
上手く欺けばこちらのもの
誰にも剥がせない仮面
今日も完璧に演じてみせる
貴方「こちらの者がダンナ様と話しているのが羨ましくて」
嘘の自分を
ブー「ハッハッハッ…そうか…お前はよくわかっておるな、お前らのような下民がわしのようなものと話せるありがたみをな」
貴方「はい」
アラ「あの人…」