第4章 光と影と黄瀬くん
勝負は一瞬で決まった。
ガシャンッ
ゴールが揺れる。
火神くんも反応したけどやはりダメ。
黄瀬くんの方が何倍もパワーがある。
それにキレも。
ー-彼は見たプレイを一瞬で自分のものにするーー
「これが「キセキの世代」…黒子と鈴木。オマエらの友達スゴすぎねぇ!?」
黒「……あんな人知りません。」
「へ?」
『正直さっきまで私も甘いことを考えてた。』
『でも…数ヶ月あってないだけなのに…彼は…』
予想を遥かに超える速さで「キセキの世代」のセンスは進化してる!
黄「ん~…これは…ちょっとな~」
「?」
黄「こんな拍子抜けじゃやっぱ…挨拶だけじゃ帰れないッスわ」
黄「やっぱ黒子っちと凛音っちください」
黄瀬くんの目…本気の目だ…!
黄「うち(海常)おいでよ。また一緒にバスケやろう。」
「………」
「なっっ!?」
黄「マジな話黒子っちのことは尊敬してるんスよ。こんなとこじゃ宝の持ち腐れだって」
黄「ね どうスか」