第4章 光と影と黄瀬くん

～次の日～
わたしは早く入部したくてリコ先輩の教室へ行った。　　　　　
『リコ先輩。本入部届いただけますか？』　　　　　　　　
リ「いいけど、凛音ちゃんも？あっはい！どうぞ。」　　　
『ありがとうございます。もってことは、私より先にだれかが？』　
リ「うん。黒子くんと火神くんよ？どうかした？」　
『いえ。ありがとうございます。（ニコッ」　　　
（かわいい～～！！）　　　
先越された…なんか悔しいんだけど…せっかく早く来たのに…（ムッ　　
リ「提出は、月曜朝８;40の屋上だから!!」　　　　　　　
『わかりました。」　　　　

　～月曜日午前8;40屋上～
リ「フッフッフ、待っていたぞ！」
火「…アホなのか？」
黒「決闘？」
確かに…んなわけないやろ～！！
『リコ先輩。あと５分で朝礼なんですけど…』
そう、まさに朝礼開始５分前。
嫌な予感が…。
火「とっとと受けとれよ」
ずいっと入部届を差し出す火神くん。
リ「その前に一つ言っとくことがあるわ！去年主将にカント　クを頼まれた時約束したの。全国目指してガチでバスケを　やること！もし覚悟がなければ同好会もあるからそっちへ　どうぞ!!!」
火「…は？そんなん…」
リ「あんたらが強いのは知ってるわ。けどそれより大切なこ　とを確認したいの。どんだけ練習を真面目にやっても「い　つか」だの「できれば」だのじゃ、いつまでも弱小だから　ね。」
確かに。
リコ「具体的かつ高い目標と、それを達成しようとする意志　が欲しいの。んで今！ここから!!学年とクラス!名前!今年　の目標を宣言してもらいます!」