• テキストサイズ

LAW -short-

第3章 On the side


「……ん…」


カツンカツン、と陶器がぶつかり合うような音で目が覚めた。

「お、起きたか」

「ん……」


ゆっくり頭を上げたアオは暫くローを見つめた後、覚醒したのか大きな声を上げた。

「何で…!ロー、どうしたのっ?」

「どうしたのって…お前、昨日会いたいってメッセージ入れたろ?」

「…あ…そう…かも…」

忘れていたのか考え込むような表情に、ローは小さく笑った。


「…ご飯…食べてるの…?」


最近、自炊も疎かにしているため、ローが食べるようなものはないのに…と、茶碗を持つローを不思議そうに見つめる。

「あぁ。一応、俺も作れる。」

「うそ!初耳だよ!何作ったの?」


ローが料理なんて聞いたことがなかったため、走って近付いたが…

「卵かけご飯」

「………!」


どうリアクションしたらいいのか、アオはとりあえず笑って見せた。

/ 56ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp