第2章 2.ホームの君
振り返り、顔を見れば#NAME1#の顔は真っ赤になっていて、なぜか俺もドキっとした。
「あの、その・・・・また明日。。」
照れたように笑った#NAME1#。
小さな声は確かに届いて、それは俺の胸に温けぇものを宿す。
「あぁ・・・また明日な。」
「・・・・おやすみなさい、ローさん。。」
「おやすみ・・・。」
黙って見つめ合う。
なんか、帰りたくねぇ・・・
このままこうしてたい。
「・・・帰ったらメールする。じゃぁな。」
だけど、ずっとこのままなわけにもいかねぇから、
後ろ髪引かれる思いで帰路についた。
惹かれる
知りたい。
知りたい。
お前を知りたい。
俺の中に芽生えた初めての感情。
「・・・・・・。」
やべぇ。俺今何考えた?
・・・・
ふっ。違う、そういうのではない。
単にどんな奴か興味があるだけで、別にそんな・・・
話してぇとか・・・
もっと居てぇとか・・・
触れてみてぇとか・・・
俺だけのものにしてぇとか・・・それだけだ。
・・・・・・・・・・・・・・・
やべぇな、俺。
明日会うのが待ち遠しいくらい、お前に恋しちまった。