第2章 2.ホームの君
7:45
風邪も回復した#NAME1#はホームへと急いでいた。
髪の毛もナチュラルメイクもばっちり!!
・・・でも時間かけすぎた~!!
昨日の今日で彼に会うのはものすごく恥ずかしいけど・・・
動き出したこの恋・・・このチャンスは逃したくない!!
階段をあがって、息を整えていつもの場所へと向かう。
・・・あ。いた
ローさんの姿を確認して笑って会釈する。
すると、ローさんがフッと笑って片手を挙げてくれた。
{あ~~もぅ、、幸せ。
ローさん今日もかっこいいなぁ。。}
学校に着いてからもニヤニヤが止まらなくて、心ここにあらずな状態でボーっと外を眺めていた。
「朝からニヤニヤして気持ち悪い子ね~。
昨日熱出してどうかしちゃったの??笑」
「あ、ナミ~~~!!
昨日ね昨日ね!!実はね///------------------」
昨日の出来事と今日の朝のことをナミに話す。
「へぇ~~。世の中ドラマみたいなことって起こるものなのね~。まっ!!頑張りなさいっ!!応援してるわよ☆」
そういってウインクをしてくれるナミ。
「ナミっ!!あたし頑張る!!」
気合を入れたと同時にチャイムが鳴る。
・・・・ローさん。
・・・・また声聞きたいなぁ。
今日は1日授業なんて上の空でずっとローさんのことばかり考えていた。
ローさんのことを考えるだけでドキドキが止まらない。
・・・・偶然会えたりしないかな~。
なんて考える#NAME1#の願いはこれから案外すぐに叶ってしまったのだった。