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恋しちゃってるようで

第1章 無関心彼女の憂鬱


体育館の壁によっかかり、カバンに詰めたお弁当を早弁。

朝ごはん食べてきてないから最近はここで早弁するようになっている。




というか早弁っていうよりもうこれ朝だから。





白米をちびちび食べながら、コートの中で田中さんと影山が何やら練習しているさまを眺める。バレーとかよくわかんないしなにしてるかもまったくわかんないけど


日向が想像以上にソワソワしてるのは、見てわかる。





そして言い合いを始める彼らの。
どっちも馬鹿でいいや。もう。





「も朝から大変だなぁ。わざわざ影山についてくるなんてよ」

『いや、影山あいつ朝っぱらから家来るんで、寝てられないんです』

「あ、朝っぱらから?!どんだけのこと気にしてんだよ!!」

『え、あ。そうなんですかね』


田中さんはいい先輩だと思われる。
ここにいる単細胞よりはよほどましな人だとは思う。


でも部屋まで上がり込んでくるんですからね。っていったら、田中さんのテンションがおかしくなったのでさっきの言葉は訂正したい。



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