第42章 後書き
この度は、最後まで「蓮ノ花嫁」をご愛読頂きまして誠にありがとうございます。
拙い文章であったために、色々と消化不良な部分も多々あるかと思いますが、これにて薄桜鬼 蓮ノ花嫁を完結とさせて頂きます。
当初、プロットの段階で既にこの結末は予定しておりました。私的には、この終わりは「一君ENDちー様落ち」と考えております。落ちって考えると、ちー様あんまり出てなくない? と思われるかもしれませんが、あくまでメインは勿論一君で……ENDとしては一君なんです! そこだけは主張させて下さいすみません。
けれど元々鬼と人間、羅刹でなかったとしても寿命の差はあります。だからやっぱり幸せ満点! ではなく、儚く終わりたいなと思っておりました。なんじゃこりゃああああと思われているかもしれませんが、私の中ではちゃんとハッピーエンドのつもりです。
一君がいなくなった世界で、一人生きていく覚悟はちゃんと彼女にもありました。でもそれはやっぱり、ちー様が許すはずもありません。鬼だからこそ、わかる気持ちもあるし最後はちー様に連れ出してもらって……ちゃんとしっかりと、生きていってほしいなと思います。
元々薄桜鬼の小説は、夢主は戦える子にしたい! と思っていたのですが、なんか夢主が戦っていく物語は別のジャンルでも結構書きましたし、逆に守られてる女の子であってもらおうと、彼女が生まれました。もどかしいところも、幼すぎて夢主そうじゃないだろ! と思うところもあったと思います。