第42章 後書き
でもだからこそ、薄桜鬼の登場人物達をとてもいろんな想いを込めて、書けたかなと思っているんです。きっかけは違えど、それぞれが守りたいと想っていく過程とか。書いていて楽しかったし、一番夢主よりも他の登場人物に凄く感情移入できました。
結果、夢主が置いてけぼりに!? ごめんなさいです。
あと、最後の後半で夢主と天だけ実は血の繋がった姉弟だと明かしましたが、ちー様をそれを夢主には伝えませんでした。知らないことも、また幸せなのだと彼なりに思ったからですね。
そして、ニュースでお伝えしていたもう一つの結末。これは、夢主と土方のENDです。実は書いている最中、なんだよもう土方とくっつけよ! と本当に最後まで一君にするか土方にするかで悩まされました。個人的には、この二人の方がとてもしっくり来るという裏話を一つ。
機会があれば、外伝でこの二人のENDを書いてみたいです。き、機会があれば。
さて、この先に実は私が同時に考えていたその後の夢主達を、描かせて頂きました。いえいえ、もう此処で終わりだと仰る方々はこのまま後書きを読み終わり、閉じて頂ければと思います。
大丈夫な人は、このまま進めてしまって下さい! 因みにこのifのような物語の続きは予定していなかったりします。
この先にあるのは、現代に生まれ変わった新しい彼女達の物語。
本当に、最後までお付き合い下さりありがとうございました。
2015/03/02 諸星