お姉ちゃん大好き(黒子紫原ショタ夢)ライバルは赤司様
第1章 お姉ちゃんと一緒
それから敦君は、クラスでの話をしてくれた。
みんな大きいからって一人で何でもできると判断して放っておくこと。
実際ある程度のことはこなせるのでますます大人扱いを受けること。
でも持ち物や行動は子供っぽいのでからかわれるけれどめんどくさいので相手にせずにため込んでいたという事。
「我慢してたんだね、敦君」
「、オレえらい?」
「うん、すごくえらいよ」
「えへ」
先生が気を使ってくれて、あたしと敦君だけはオリエンテーションの間は二人でいていいことになった。
男の子は最終的に謝ってくれた。
体だけ先に人より大人になっても、敦君はまだ子供だ。それを理解してくれる大人がそばに、きっとおうちにいてくれるからこんな風にありのままでいられるのだろう。
「おね~ちゃん大好きっ」
「あたしもだいすきっ」
あたしたちは一足先にお布団を敷いて、一緒に眠った。敦君の体は大きくて、すごくあったかかった。