第7章 文化祭【坂田銀八】
凛「じゃあ、私は仕事に戻りますね。」
そう言って資料室の入口に向かおうとした時。
銀「待て待て。おめーも働きっぱなしで疲れてんだろ。ここは一つ、俺からも何か飲み物出してやるよ。」
凛「はい?」
銀「遠慮すんなって。ほら、そこのソファ座って。」
凛「は、はぁ…」
促されるまま、凛は座った。
銀八は入口近くに置いてある冷蔵庫を覗きこみながら聞いた。
銀「何飲みてぇ?」
凛「何があるんですか?」
銀「ココアといちご牛乳。」
凛「ココアあるのにわざわざウチのメイド喫茶でココア注文したんですか!?」
銀「ホットが飲みたかったのー。ここ、レンジないからさ。」
なんてワガママな教師だ。
そんな小さな事も我慢出来ないのか(笑)