第6章 お風呂【土方十四郎】
凛は体にタオルを巻き、浴槽の縁に座ればちょうど良い位置に土方の頭がくる。
凛「痛かったりしたら言ってくださいね?」
土「あぁ。」
カシカシと優しく髪を洗い、時折頭皮マッサージも交えれば、土方はすごく気持ち良さそうな顏をした。
土「お前…上手いな。」
凛「えへ♪土方さんのお役に立てて嬉しいです!」
しばらくは、まるで新婚のような雰囲気の中で土方の洗髪をした。
凛「じゃあ流しますね。」
土「おぉ。」
ザパーッと上からお湯をかけてシャンプーを全て洗い流し、髪を少し手櫛でといた。
凛「はいっ!!終了♪」
土「んー…」
凛「……え?」
すると、土方はそのまま凛にもたれかかり、凛の胸の所にちょうど土方の後頭部が当たる形になった。
凛「ど、どうしたんですか?」
土「いや…何かこういうの、いいよな。」
土方は目を瞑ったまま、気持ち良さげに言う。
凛も同じ気持ちだった。
凛「私もですよ、土方さん。」
凛は露になった土方の額に軽くキスを落とす。