第34章 こたつ【土方十四郎】

「…全部、入ったぞ。」
「あう…気持ちい……」
「…ああ……めちゃくちゃ…イイ…」

包まれ、貫かれ、互いに互いの存在を下半身で感じながら、土方は凛を強く抱きしめた。

「少しだけ動くぞ。」

今すぐ抜き差ししたらあっけなくイってしまいそうだった。土方は凛の奥深くに猛る自身を沈めたまま、ゆさゆさと彼女の体を揺さぶるように腰を動かした。

「あっ、ん、っく…」

律動に合わせて凛から漏れ出る喘ぎが耳に心地良い。ナカがうねる。自分を締め付ける。
凛の肩に顔を埋めながら続けていると、凛が軽く嬌声を上げてビクビクと体を痙攣させた。

「ひうっ！あ、んんっ！はあっ！」
「締め付け…なよ…！」

凛の息が浅く速く繰り返される。それと合わせるように、凛のナカが土方を押し出そうとするようにうごめいた。
脳まで締め付けられるような感覚に、土方は自身の限界を感じ眉をひそめた。


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