• テキストサイズ

【銀魂】春夏秋冬【裏・短編集】

第30章 こたつ【坂田銀時】




「…………何してるアルか?」



入ってきて二人を見つけた瞬間、ジト目になった神楽。

彼女の前には……



「お、お帰り!神楽ちゃん!!」

「はははは早かったな!!」



こたつに入ったまま寝そべって抱き合う二人。



「イチャつくのはいいアルが、せめていたいけな少女の前でくらい離れろヨ。」



幸い、彼女にはそれしか見えていない。

下半身が繋がっているなんて…おそらく想像もしていない。



「ふふ二日酔いにはよ、女のぬ、温もりがいーんだよ!」

「そそそそうなのよ!ごめんね!!み、見苦しくて!!あははははは!!」

「ふー……ん……」



痛い。

神楽の目が痛い。



「あれ?し、新八くんは?」



ナイス!凛!!

と銀時は心の中で叫ぶ。

凛も話を逸らそうと必死。



「あ、そうアル!それを伝えにきたネ!」

「「?」」

「実は…………」



神楽曰く、買い物途中でお妙と会ったらしい。

そして夕食に誘われたとか。

一度万事屋に戻っていたら先に夕食を用意するのはお妙。

それを避けるべく新八がついていって家に帰り、神楽は定春と共に銀時と凛を呼びにきたらしい。



「酢昆布取りに戻ったついでネ。」

「あ、俺らのがついでなのね…」
/ 406ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp