第30章 こたつ【坂田銀時】
「銀さん。」
「んんー…?」
「お水持ってきましょうか?」
「んー…うん…」
……え、何コレ、可愛い!甘えてる犬みたい!!
おっさんだけど。
凛が水を持って来ると、起き上がって銀時はそれをゆっくりと飲み干した。
「あー…水っていいね…命の源だよね。」
少しすっきりしたようだ。
「これに懲りて少しはお酒控えましょうよ。」
えー、それは無理
と言いながら、そのまま銀時は再び横になる。
コップを流し台に置いて戻った凛は銀時の向かい側に座った。
「え、隣来ないの?」
……え、何コレ、可愛い!犬みたい!!
おっさんだけど。
「じゃあ、お邪魔します。」
隙間を空けてくれた銀時の横に入り直し、二人でゴロンと横になった。