• テキストサイズ

【銀魂】春夏秋冬【裏・短編集】

第30章 こたつ【坂田銀時】




「二日酔いだそうです。」



いつにも増して飲み過ぎたようで、もう昼だというのにこの有り様。



「まったく…糖尿病以外にも病気持ちたいのかしら。」

「ホントですよ。」



すると、傍でしてる会話に気づいたのか、銀時がうっすら目を開けた。



「あー…凛ちゃん…はよ…」

「もうお昼ですけどね。おはようございます。」

「銀さん、僕と神楽ちゃんは買い物に出掛けてきますよ。」

「あー…さっさと行け、駄眼鏡…」

「扱い違いすぎません!?」



冗談を言えるという事はだいぶマシになったのだろうか。



「買い物行くなら…ストック無くなってっから…いちご牛乳と酒…買ってきて…」

「あんたも懲りねえな!」



新八のツッコミが頭に響くのか、ものすごいしかめ面になっている。



「新八くん。銀さんのお世話は私がしとくからお買い物行っていいよ?外で神楽ちゃんも待たせてるし。」

「すみません。よろしくお願いします。」



そう言って、財布を手に取って新八は出ていった。

これ以上うるさくしたら、このダメ男が更に不機嫌になってしまう。

それに、こんな状況ではあるが、恋人である銀時と二人きりというのがちょっと嬉しい凛だった。
/ 406ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp