第29章 反乱【阿伏兎】
どうやらセックスしてる間に戦闘は終了したようで、阿伏兎は凛を抱えて本船へ向かった。
「提督の後を追いたきゃ、今すぐ送ってやるぜ?」
「提督?え、なんで?」
「なんでって…おめーの愛人だろうが。」
「愛人?そんな事になってたの?」
「は…」
凛はクスクスと笑う。
「あのブタと愛人とか、笑えるわ。ただのエッチテクの研究対象よ。」
行為中ちょいちょい感じた動きの良さは、どうやら研究努力の賜物だったらしい。
「だから提督はあんなにお前さんに執着してたのか…」
「阿伏兎とはモノの質も動きも全てが雲泥の差よ。」
凛は阿伏兎の首に手を回し、唇にチュッとキスを落とした。
「ちょっと悔しいけど、阿伏兎とのエッチにハマッちゃったみたい。これからも付き合ってね♪」
「…………。」
悪い気はしない。
そして少なからず凛の印象も変わった。
良い方に。
「…お手柔らかに頼むぜ。」
━ fin ━