• テキストサイズ

【銀魂】春夏秋冬【裏・短編集】

第29章 反乱【阿伏兎】




「あ、阿伏兎!待ってたわよ♪」

「お前…何してんだ。」



部屋に着くと、凛は大きなリュックを背負って俺を待ち構えていた。



「私も一緒に連れていってくれるんでしょ?第七師団だし。」

「いや、お前さんにはここで死んでもらう。連れて行くのは危険だからな。」

「……………。」



初めて見た。

少し寂しげな凛の顔。

だが同情なんてしない。

してる場合じゃない。



「せめてもの情けで、一瞬で楽にしてやる。」

「……そう……それはすごく嬉しいけど…」



凛がソッと棚から取り出した液体袋



「一応抵抗させてもらえるかしら?」

「っ!?」



投げられたその袋は空気抵抗で簡単に破れ、よける前に俺に降りかかった。
/ 406ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp