第29章 反乱【阿伏兎】
結局、凛を消す良い方法が思いつかぬまま数ヵ月が過ぎた。
その間に団長はお気に入りの侍(高杉とか言うらしい)を見つけていた。
そして今、春雨の裏切りを受けた俺を含めた第七師団は他の春雨メンバーと戦っている。
「どうしてこうなった…」
「まあまあ。ウザったい上官も仕留められるんだし、いいじゃん♪」
隣では団長がルンルンと戦っている。
どうやら高杉って男率いる鬼兵隊と手を組んだようで…
ここらへんの詳細は原作の四天王篇の次あたりを読んでくれりゃあ分かる。
ちと説明すんのが大変だから、気になったヤツは自分で確かめてくれ。
「阿伏兎、何してるの?上の空だけど。ボーッとしてると俺が間違って殺しちゃうよ?」
「原作の宣伝だ。気にすんな。」
そうだ
この混乱に乗じて凛も始末してしまおう
「団長。ちょっと俺らの船の様子を見てくる。」
「はいはーい♪俺もあのアホ提督さっさと仕留めてくるよ。」
提督も死ぬんならちょうどいい。
厄介者はここで全部排除する。
俺は第七師団の船…凛の部屋を目指した。