第27章 お化け屋敷【沖田総悟】
トイレの洗面台でアイスを綺麗に洗い流した後、まだ乗ってないアトラクションをこなしていった。
残るは…観覧車。
「(観覧車とか…ラブアクシデントの聖地っ!)」
もしかしたら沖田さんも…と再び期待を膨らませる凛。
そのせいで若干挙動不審になる。
「沖田さっ、つぎ…次乗るのはやっぱりあそこにある…」
「…?ああ。」
「そ!あの観覧「お化け屋敷ですねぃ。」…へ?」
「だからあそこのお化け屋敷だろ?」
凛が指差す先にある観覧車…の隣にはお化け屋敷。
「や…あの…私……」
「さ、行きやしょう。」
「え、ちょっと…ま、待ってえええぇぇぇ!」
お察しの通り、凛はお化け屋敷が大の苦手。
だが沖田は問答無用で凛の腕を引っ張って連れて行った。