第18章 入学式【坂田銀八】
職員室に戻ってから諸連絡を聞いたのち、銀八と凛はZ組へと向かった。
「うわぁ…ドキドキします。」
「何が?」
「私、副とはいえクラス担任になるのは初めてで…これから一年間、皆と仲良く出来るように頑張らないと!」
「そんな気負う必要は無えよ。バカばっかだぞ。」
バカというか、クセの強い生徒達だ。
こいつに扱いきれるか?
「坂田先生には色々ご迷惑をお掛けするかもしれませんが、これから一年間よろしくお願いしますね。」
そう言ってにっこり笑う顔に
「(うん……あ、やべ、勃ちそ。)」
なんとも不純な感情が沸き立つ銀八であった。