第10章 花火大会【沖田総悟】
「ほう。なかなかいきがいいじゃねえか。」
「兄貴、こいつ、真選組隊士だ。俺いっぺん見たことある。」
知ってるなら話が早い。
凛「分かってるならさっさと去って…」
「真選組隊士を連れてる俺ってかっこよくね!?ちょうどいい。」
……なんですと?
「そうだな!」
「よし、というわけだ。俺らと楽しい夜を過ごそうぜ。」
そう言って凛の腰を抱くように寄せた。
まさかの離してくれない展開。
凛は仕方なく強行突破することに…
凛「(っ!!そうだ!私、今、ノーパン!!蹴りを食らわそうもんなら……み、見えちゃう!!)」
動けなくなった。
いくら凛でもそんな醜態は晒せない。
「ん?抵抗しないんだな。」
「所詮は女。敵わないとみて諦めたんでしょ。」
「ならさっさと連れていくぞ。」
凛「い、いやっ!手を離して!!」
凛の姿ははそのままズルズルと路地裏に消えていった。