第10章 花火大会【沖田総悟】
そろそろ花火が始まるだろうという頃。
凛「沖田さん。かき氷食べながらのんびり見ましょうよ。」
沖「始終食い物を離しやせんね。本物のメス豚になりやすぜぃ。」
凛「…ぶー。明日からまた減量しますよ。」
沖「ま、たまには…分かりやした。持ってきやすからここで待っててくだせぃ。」
凛「やった♪いちご味で!」
沖「へいへい。」
なんだかんだで優しい沖田の背中を凛は見えなくなるまで見つめた。
そしてしばらく待ったが、なかなか沖田が戻らなかった。
凛「(人が多いのかな?早くしないと花火始まっちゃうよー…)」
そんな事を考えていた時
「ねーちゃん一人?」
「ちょうど女っ気無くて困ってたんだよ。」
「付き合ってくれや♪」
チンピラなるものがあからさまなナンパをしてきた。
凛「あの…ナンパ相手は考えた方がいいですよ。私、一応警察なんで。」
これでも真選組隊士。
肝っ玉は座ってる。
ナメてもらっちゃ困る。