第10章 花火大会【沖田総悟】
それから凛達は花火が始まるまでの間、屋台を物色した。
あのドSのことだから、始終ノーパンを弄ってくるものだと思っていたが……
沖「夕飯は食いやしたか。」
凛「いいえ。まだですけど。」
沖「ならたこ焼き食べやしょうか。」
とか言って奢ってくれたり
沖「ほれ、ぽっちゃりが好きそうなものですぜぃ。綿飴持ってきやした。」
凛「私か。それ、私の事か。ぽっちゃり言うな。」
沖「いらないなら捨てr」
凛「いただきます。」
沖「……俺も一口。」
とか言って向かい合って綿飴をついばんだり
凛「沖田さん!射的!しましょうよ♪」
沖「何が欲しいんでぃ。」
凛「あれ!あのシャ○ルのバッグ!」
沖「コルク銃か…まどろっこしいからコレで…」
凛「バズーカはバッグまで燃やしちゃいます。てか怪我人出ます。」
沖「冗談でさぁ。」
とか言って屋台の遊びに付き合ってくれたり…
何だかんだでかなり楽しませてくれていた。
泣く子も黙るアノ真選組の沖田隊長が、恋人らしい(?)事に付き合ってくれている。
凛は彼女として純粋に嬉しかった。
凛「沖田さん。」
沖「何でぃ。」
凛「今日、すっごく楽しいです!」
凛は飛びっきりの笑顔を見せた。
沖「……ふん。」
沖田は鼻で笑ったがその顔は思いのほか赤く、照れ隠しのように凛の頭をクシャッと撫でた。