第17章 念と洗礼と200階突入!
…迷った………………人生という、レールの敷かれた運命に……
嘘だ。
単純に道に迷った。
「どこ行ったんだよあの人達はァァァァァア!!!」
私は、天空闘技場の外に並ぶ住宅街で叫ぶ。
いや、確かに今までスルーされることはあったさ!
あったけども!!
まさか存在までスルーされるなんて!!
なんかもう悲しみ通り越して怒りMAXなんですけどォォォォォオ!!!
「もう私なんてどうでもいいってか!?」
「そんなことないさ◆」
「いーや、あるね!だったら置いて行かないもん!!」
「それは君が念を使えるからじゃないのかい?◆」
「使えるけどまだ少ししか分かんない、し…………………」
………まてまてまてまてまて、
ちょっとまて。
私は隣を見る。
「や◆」
ドギュン!!!!←走る音
私は今出せる全力で走り出す。
が、
ガシッ!
「キィィィィイヤァァァァア!!!!」
「そんなに叫ばないでくれよ、興奮するじゃないか◆」
いつかの変態に捕まりました。