第17章 念と洗礼と200階突入!
50階クラスを探してると、すぐにズシは見つかった。
練について聞くと快く説明をしてくれることに。
「"レン"はヨンタイギョウの1つっす。ヨンタイギョウとはシンを高めシンを鍛える。全ての格闘技に通じる基本っす」
「「!?」」
あ、二人とも全然分からない顔してる。
ふふふ……私も正直よく分からないけどな!←
「…以上っす!!」
「わかんねーよ!!」
「ズシ!君はいつから人に教えられる程物を納めたのかな?」
「!!」
キルアがズシに怒鳴っていると、後ろからウイングさんが歩いてきた。
あぁ、ズシが固まっちゃったよ!
私達からズシに聞いたのに!
「ゴン君キルア君、昔の訓辞に"物事とは中途半端に知ることで何も分からないより分からなくなる"とありますが…」
あ、ウイングさん!それ私ですー!
「ていうか、何で私だけ呼ばないのウイングさん」
「へぇ…生兵法は大ケガの元ってやつか」
「あ、キルアスルーしちゃうのね」
なんか最近、スルーされんの多くね?
あぁ、あれか。
もういちいち返事するのがめんどくさいとか?
え?
私ってそんなにめんどくさいこと言ってる?
……いやいやいやいや!!
なにいってんだよ私!自信をもてよ私!
いい方向に考えよう!
決して仲間はずれにされているわけじゃないんだ!
そう!
No.1にならなくてもいい!
「もともと特別なオンリーワン!!!!」
「あの…」
「え?」
隣を見ると、知らない若いお兄さんが。
そして周りにキルアとゴンがいない。
「あの人達ならもう行っちゃいましたけど」
「ええええっ!!!?」
お兄さんの指差す方向には、すでにエレベーターに向かっているウイングさん達の後ろ姿が!
存在すらスルーされてるし!!!!!
とりあえず私はお兄さんにお礼を言って、みんなを追いかけた。