第17章 念と洗礼と200階突入!
「さて、何頼もうか?◆」
「ここから解放してください」
「ボクはコーヒーにしようかな◆」
「聞けよゴルア」
道に迷っていたところを、懐かしきヒソカに拾われて数分。
私はヒソカと二人きりでカフェにいた。
もう一度言います。ふ た り き り で!!
「何が嬉しくてこんなやつとカフェデートせにゃならん!!?」
「迷ってたとこを親切に助けてあげたんだし、それくらいいいでしょ◆…で、何頼むの?◆」
「道に迷ってた人を無理やりカフェに連れ込む人を親切とはいわない。変態という」
「何頼むの?◆」
「……クリームソーダ」
「可愛いね◆」
ぅうぅ!!鳥肌!
でも従わなきゃ何されるか分からん!
つーか、なんでコイツこんなとこにいるんだろ?
「なんでヒソカここにいるの?」
「…奇術師に不可「あーもういいです!」…なんだよ◆ひどいなぁ◆」
どうせそう言うと思ったさ!
「ま、そのうち話すよ◆ボクも闘技場にいるから★」
「いたのかよ!まぁ違和感ないけどさ!」
「くくくっ…◆ホントにはおもしろいねぇ◆」
「笑うな貴様ァァァァァア!!!てゆーか早く解放して!!」
「ダメ◆」
「ノォォォォォォオ!!!」
その後、そんな感じでずっとヒソカと話してて、私がトイレに言っている間にアイツは消えていました。
……レシートを残して。
「アイツの奢りじゃなかったんかいィィィイ!!」
夜の町に、私の叫びがこだまする。