第16章 勝負と力と天空闘技場
『ダウーン!!だめだ起き上がれませーーん!!キルア選手またしても一発KO勝ちィィィィイ!!』
『おっと、隣の会場ではゴン選手と選手がこれまた一発KO勝ち!!これで3人とも参加以来6連続無傷の勝利です!』
『手刀のキルアと、押し出しのゴン、そして平手の!!果たして3人の快進撃はどこまで続くのでしょうか!?そして、止めるのは誰だ!?』
「私だァァァァア!!へぶっ!」
「うるっせぇな!一人で何やってんだ!!」
一人TVの前で叫ぶ私を拳骨するキルア。
ここは天空闘技場の個室。
そう!やっと100階クリアしたんだよ私達!
そんで、たまたまTVをつけたらなんと!TVに大きく取りあげられちゃってるじゃないですか!
これは叫ばずにはいられない!
あ、ちなみにここはゴンの部屋。
「いや、だってTVに出てるんだよ!?やばくね!?私、人生で初めてだよ!!こんなにたくさんの観客にキャーキャー言われるなんて……」
「あぁ、そういやロリコンみたいなオヤジ達がキャーキャー言ってたな。良かったじゃん」
「それに、別の名前で呼ばれるのも初めてだし……」
「あぁ、"平手の"とか言われてたな。相撲みたいでカッコいいじゃん」
「ちょ、キルア少し黙って」
ロリコン達がキャーキャー騒いで応援してる相撲みたいな女子ってただの変態でしょ。
どんな印象なの私って。
「キルア、、そろそろご飯食べに行こうよ!オレお腹空いちゃった!」
「お、もうこんな時間か。行こーぜゴン」
「うん!」
「え、ちょっと待ってよ!置いてかないで!!」
「今日は何食べよっかなぁ~」
「オレ毒入りじゃなかったらなんでもいい。あ、ゴン、扉閉めとけよ」
「おいィィィィィィイ!!閉めんな閉めんな!!」
いじめだろこれェェェェエ!!!
でも、なんやかんやで扉を開けて待っていてくれたキルアはやっぱりツンデレなんだなぁと思いました。
あれ?作文?
まぁ、今日も3人は元気です。