第15章 別れと目標とそれぞれの道
「…あっという間に3人になっちゃったね」
「うん、そーだね…」
レオリオとクラピカは、飛行船でそれぞれの向かう場所に飛んでいってしまった。
……うーん、あっけなかったなぁ。
「は、このままカイトを探しに行くの?」
「うーん、どうしようかな。どっちにしろ、カイトがいるとこなんて分かんないし」
連絡先もなんにも残していかなかったからな、あの人。
「じゃあさ、オレ達と一緒にいてよ!」
「え?いいの?」
「今さらなにいってんだよお前」
「そうだよ!オレも父さんのこと探してるんだし、もしかしたら探してる間にカイトに会えるかもしれないでしょ?」
なるほど、確かにカイトはジンさんのこと探してたし。
「…じゃ、お言葉に甘えちゃおうかな。よろしくね二人とも!」
「うん!」
あぁあ!ゴンの笑顔が輝いて見えるよ!!
まだこの二人と一緒にいられるなんて!!
「じゃ、さっそく特訓しなきゃな」
「え?何の?遊ばないの?」
「………お前なー」
ゴンがそう言うと、キルアがゴンに詰め寄った。
「今のまんまでほんとにヒソカを一発でも殴れると思ってんのか!?半年どころか10年たってもムリだっつーの!!」
あらら、ゴンが怒られちゃってる。
するとキルアは、地面に木の棒で何か描き始めた。
「いいか、ハンゾーとヒソカの差がこれくらいだとすると、お前との差は……」
うお!この絵ヒソカかよwww
そう思ってるとキルアは10メートルほど先まで線を引いて、
「ここ!かなりおまけでな!」
「…………」
さすがのゴンも少しムカついたみたい。
あ、そういえばハンゾーとか懐かしいな。
………ちなみに私は、まだもらったメアド登録してないけど!!