第3章 天使と疲労と一次試験
どうやらさっきのオッサンもどき(←失礼すぎる)は、レオリオっていうらしい。
「あ、そういえばクラピカ紹介してなかったね」
ゴンが思い出したように言う。
あれかな?さっきレオリオの隣で走っていた金髪の子かな??顔あんま見えなかったけど。
後ろの方に走って行っちゃったけど…………もしかして結構シャイとか?
「クラピカーー!!」
「……!!どうかしたかー?ゴン」
ゴンの呼び声で綺麗な金髪がこっちに走ってきた。
うはわわわわわっ/////すごい美人!!!!!
きっと制服とかコスプレがよく似合うんじゃないかな…………グフ、グフフフ←気違い
どごっ!!
「ふごっ!!?」
また拳骨を落とされた。
隣を見ると、次の拳骨を構えたキルアが……!!!
「お前またふざけたこと考えてただろ」
「ななななにいってんの?いいいいいくらなんでもそそ、そこまで変態じゃないから、私」
「Σどもりすぎだろ!!つーか変態は否定しねーのな」
あぁ、だって変態だし?
ていうか、拳骨3回目だよね。超痛いんだけど。
キルアどんだけ力あるんだ。
「 、キルア、紹介するよ。この人がクラピカ!」
「クラピカだ、よろしくな。キルア……と、えっと……」
「「よろしくー!」」
うん、ちょっと考えてたよね。私の名前。
でも可愛いから許す!!!!!
あ、そういえば……
「あ、クラピカって呼んでもいいのかな?それともやっぱ女の子だからクラピカちゃん?どっちがいいかな?」
「…………」
え?なにこのはりつめた空気は。
心なしか、クラピカちゃんが黒いオーラをはなっているように見えるんだけど。
そしてなんでレオリオは笑いを堪えてんの?
「…え、クラピカちゃ……」
「私は…………………男だっ!!!」
「え、
えええええええええええっ!!!!?」
ゴンの仲間って一体みんな何者なの!!!?