第3章 天使と疲労と一次試験
「…て、ててて天使さん!!what your name!?」
私はどもりながらも天使さんに名前を聞く。
「え?それ何語??」
「Oh、オーケーオーケー、返事なんて後でもいいさ!!それよりも試験終わってから一緒にデーどぶほぉおぉっ!!!」
「何言ってんだこの変態童顔が!!!」
隣にいたキルアに拳骨され、胸ぐらを掴まれている私。
え、これ女の子にしていいことなの?
大丈夫なの?
そんなことを考えてたらすぐに放してもらえた。
ふぅー、苦しかった!
さーて、天使さんの名前を聞……
「俺キルア、こっちの変態は」
「俺はゴン!」
もぅ打ち解けてたアァァァァ!!!!!
てゆーか、キルアいつの間にスケボーおりてたの!?
「ちょ、変態とか!!ゴン君が勘違いしちゃうでしょ!!」
「ほんとのことだろ」
「あはは、よろしくね!あと俺のことは呼び捨てでいいよ」
はう!この笑顔はやばい!!
「そういえば 、天使さんって何だったの?」
「えぇっ??////それ聞いちゃうの~?///それはね…「もう一発いくか??」すいませんマジでやめてください」
キルアは構えていた拳骨を下ろす。
え?年下相手に腰が低い?
そんなプライドとっくに捨てたわアァァァ!!!!!!
「オッサンの名前は?」
キルアがさっき怒鳴ってきた人に聞く。
「オッサ……!!これでもお前らと同じ10代なんだぞ俺はよ!!」
え。
「「「ウソォッ!!?」」」
ゴン、キルア、私の声が重なる。
「あーもうゴンまで……!!ひっでぇ!もう絶交な!!」
いやいや、これはしょうがないから。
誰だって思うから。
それにしても、いつまで走るのかなぁ??