• テキストサイズ

えそら狩人【H×H】

第14章 修行と執事とキルア救出




ゴンの足は、すでに線の中に入っていた。

しかし、女の子はゴンを殴らない……いや、殴れないのかな?


「君はミケとは違う」


確信したのか、ゴンは優しく彼女に言った。


「どんなに感情を隠そうとしたって、ちゃんと心がある。キルアの名前を出したとき、一瞬だけど目が優しくなった」


その言葉を聞いた女の子は、顔を悲しみに歪ませる。

そして、涙を流しながらこう言った。


「…お願い……キルア様を助けてあげて」





パァン!!





「!!!?」


女の子の頭に、一発の銃弾が打ち込まれた。


「ちょ、大丈「使用人が何を言ってるのかしら」………!!?」


私が声をかけようとしたそのとき、森の奥から別の声が聞こえた。

そして、出てきたのは


「え、」


着物を着たかわいい女の子と、ハデなドレスと頭に機械をつけたマダムみたいな人。


「まるで私達がキルをいじめてるみたいに……ただのクソ見習いのくせして失礼な」


キル……って、この人、もしかしてキルアのお母さん?

てか、ちょっと怖い。

そう思っていると、そのお母さんらしき人がゴンに話しかけた。


「あなたがゴンね、イルミから話は聞いています。3週間前位からあなた方が庭内にいることも、キルに言ってありますよ」


……!!じゃあキルアは知ってるんだ!私達が来てること……!!

しかし、そんな期待は次の一言で消えた。


「キルからのメッセージをそのまま伝えましょう……」



来てくれてありがとう

すげーうれしいよ


でも


今は会えない







ごめんな
/ 252ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp