• テキストサイズ

えそら狩人【H×H】

第13章 試しと門とゾルディック家




「誰も見たことがない幻の暗殺一家」

「奴らの顔写真にさえ1億近い懸賞金がかかってるって話だ」


えええっ!1億!!?
…キルアの写真撮っとけば良かったな。


そう思っていると、二人組はそのまま守衛室へ向かっていき、一人が守衛のおじさんを引っ張り出した。


「門を開けな」

「こ、困りますよ。あたしがダンナ様にしかられるんですから」

「心配すんな。どうせあんたのご主人は、オレ達に始末される」


そして鍵だけ奪うとおじさんを投げ捨て、扉を開けて中に入っていってしまった。

ちょ、ひどくね?


「大丈夫?」


ゴンと私がおじさんに駆け寄る。


「あ、あぁ、大丈夫だよ。……あーぁ、またミケがエサ以外の肉食べちゃうよ」

「え?」


……………肉?





ゴゴゴ……


疑問に思っていると、向こうから扉が開いた。

そして出てきたのは………


「!?」


さっき中に入っていった二人のガイコツ……!!

と、大きな獣の手。

たぶん、あのでっかい生き物が食べたんだろうけど………器用ね。服まで残すなんて。


でも、周りにいた観光客はパニック寸前。

きゃあきゃあ言ってバスに乗り込んでいく。


「あんたら何してんだ!早く乗って!」


乗客の一人が言う。

あ、そっか。私達も観光客として来てたもんね。


「あ、えーと、行ってていいですよ。オレ達ここに残ります」


ゴンがそう言うと、みんなは一瞬キョトンとする。
しかし残るわけにもいかないので、バスは町へと戻っていった。
/ 252ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp