第11章 夢と面談と最終試験
ピンポンパンポーン♪
『えー、これより会長が面談を行います。番号を呼ばれた方は、2階の第一応接室までおこしください』
飛行船に乗って数時間ほどたった。
私はというと、またシャワーを浴びてご飯を食べている最中である。
…急に面談とか、何するんだろ?
まぁいいか。呼ばれるまでゆっくりご飯を食べて……
『受験番号100番の方、おこしください』
「トップバッター私かよっ!!!」
私は仕方なく、第一応接室まで向かった。
ガチャッ
「失礼しまーす」
中に入ると、和室が広がっていた。
真ん中には会長のネテロさんが座っている。
「おぉ、よく来たの。まあ座りなされ」
「ほーい」
ネテロさんの目の前に座る。
「さて、さっそく面談を始めようかの……ではまず、なぜハンターになりたいのかな?」
お、希望理由か!なんか面談っぽい!
「…………うーん、なりたいっていうか、昔私を助けてくれた人がハンターやってて、その人とおんなじ職業に就いてみようって思っただけです」
「なるほど、ではおぬし以外の8人の中で一番注目しているのは?」
そりゃもちろん、
「ゴン!405番!理由は天使だから!」
「ふむ、では8人の中で一番戦いたくないのは?」
スルーしやがったこのじいさん!
「99番と403番と404番と405番!!」
「多すぎるじゃろ、減らすことはできんのか?」
「うん、無理!」
そう言うと、ネテロさんは少し考え込んでから
「うむ、ご苦労じゃった。さがってよいぞよ」
「はーい、失礼しました」
私は応接室を出る。
…………………あれ?そういえば、なんの面談だったんだろ?