第11章 夢と面談と最終試験

「………い、…おい!!起きろ!!」

「Σうへぁっ!!!?」


ガンッ！


誰かの大声で起き上がった思ったら、額にとんでもない激痛。


「ぬぉおおっ!!!!痛ｧｧｧｧｧｧｱ!!!?」

「いってぇ!!お前バカだろ！」


隣を見ると、同じように額をおさえてもがくキルアがいた。





……………………………キルア!!!!?



「キルアｧｱ!!久しぶりぃい!!!」

「!?うわっ、急になにお前!?」

「あ！起きたんだね！良かった」

「ゴーーーーーーーーーン!!!!!」


ゴンもいる！

なにここ天国!?


「蛇に噛まれてからずっと眠ったままだったから、心配したよ」

「すげー悲しそうな顔して寝てたぜ。夢でも見てたのか？」

「…………夢」


見てたような気がするけど、どんな夢だったかなぁ……


「てか、ここってスタート地点だよね？試験終わったの？」


周りを見ると、ちらちらと受験生が見える。


「終わったよ、今は帰還猶予時間だ。またオレがお前を担いできたんだぜ？」

「!!レオリオー！」


奥の方にはクラピカもいる。

じゃあみんなプレート取れたんだね！


「……つーか、お前無茶しすぎだろ！自ら蛇に飛び込んでいきやがって！」

「痛ｧｧｧｧｧｧｱ!!!」


レオリオが私の頭をはたく。

でも、


「…まぁ、でも……ありがとうな、助けてくれて」


今度はぽんぽんと頭を撫でてくれた。


「うわ、レオリオってこんなキャラだっけ？」

「お前ってとことん失礼だな!!」

「おい、4人とも、飛行船が見えてきたぞ」


クラピカが私達を呼ぶ。


第四次試験、通過人数……10人。