第10章 狩りとサバイバルと四次試験
もう試験が始まってから、6日を過ぎようとしていた……。
え?話が飛びすぎ?
しょーがないよ、ヒソカと針男に会ってから誰とも出会ってないんだから。
………とゆーか、あの針男があんな美人さんだったなんて。
一緒に写メ撮ってもらおうとしたら、本気で刺されそうになったのを今でも鮮明に覚えている。
「………なーんか誰かに似てる気がしたんだけどなぁ…………??」
でも結局思い出せず。
で、そのあとヒソカに大量のリンゴをもらった。
へへへ、これで当分は過ごせるぜ←
カバンにリンゴを抱えながら歩いていると、
「………お、なんかサバイバルっぽい洞穴はっけん!!!」
歩く先に大きな洞穴を見つけた。
しかも、身を隠すにはちょうど良さそうなサイズ!!
「よし!今日の寝床はここに決ーめた!!」
私はリンゴを抱えてその洞穴に入っていった。
暗くて見えにくいな……。
「……あれっ?」
進んでいくと、明かりが見える。
誰か先客でもいるのかな?
「…よいしょっと!」
やっと奥までたどり着く。
するとそこには、おっきな帽子をかぶった女の子とターバンを巻いたアラビアンなオッサンがいた。
…あらら、やっぱ先客いたのね。