第9章 クジと番号と船の旅
次の試験の説明のために、受験生達はタワーのそとに出た。
うーん、久々の太陽の光!
「諸君、タワー脱出おめでとう。残る試験は四次試験と最終試験のみだ」
頭がパイナップルみたいな試験官が説明している。
じゃあ、試験はあと2つか!
「四次試験はゼビル島にて行われる。では、早速だが……」
試験官がパチンと指を鳴らす。
すると、もう一人の試験官がクジのようなものを持ってきた。
「これからクジを引いてもらう。このクジで決定するのは、狩る者と狩られる者」
「………狩る者と狩られる者??」
なんじゃそりゃ。
「この箱の中には25枚のナンバーカード、すなわちいま残っている諸君らの受験番号が入っているんだ。それを今から一枚ずつ引いてもらう」
………??何を決めるんだろ?
「それでは、タワーを脱出した順にクジを引いてもらおう……では一番目の者」
パイナップルがこっちを見ている……。
…………………………ん?
「あ!私か!」
「え!?一番だったの!?」
「マジかよ!」
隣でゴンとキルアが驚いている。
うふふ、ちょっと優越感。
とりあえず、クジを引きに行った。
引いた番号は………100番。
なんだ、自分の番号じゃん。
「よし、全員引き終わったね」
みんなクジを引き終わり、もとの位置に立つ。
「それぞれのカードに示された番号の受験生が、それぞれのターゲットだ。奪うのは、ターゲットのナンバープレート」
な、なんですとぉ!?
……………で、でも、私の場合どーなるんだ!!?