第7章 休みと探検と飛行船の旅
ゴウンゴウン…。
私達はいま、二次試験を無事に合格して飛行船に乗っていた。
「次の目的地へは明日の朝8時到着予定です。こちらから連絡するまで各自自由に時間をお使いください」
今は夜の8時くらいだから……結構時間ある!
「ゴン!!飛行船の中探検しようぜ!」
「ごめん、私パス。シャワー浴びたい」
「…ふーん、あっそ。じゃ、ゴン。行こうぜ!」
「うん!、オレ達はあっちにいるから!」
「らじゃ!」
よし、シャワーシャワー……。
私はとりあえずシャワー室を探すことにした。
…………………
………ふーー、スッキリした!
私は無事シャワーを浴び終えて、飛行船の中を歩いていた。
「あれ?ここどこだろ?」
いつの間にか知らない場所に。
……ま、まぁ、歩いてれば最初の場所に着くよね、うん。
よし、誰もいないし歌いながら行こう!
「あっるっこぉ~♪あっるっこぉ~♪わたーしは~げーんきぃ~♪」
「ハイハイ◆」
「あっるくーの~だいっすきぃ~♪」
「ヘイヘイ◆」
「どーんどーんゆーこ~ぉ~………………ってちょっと待てェェェェッ!!!!!」
途中から変な合いの手入ってる!!
隣を見ると、ヒソカが並んで歩いていた。
「何だい?せっかくいい感じだったのに◆」
「全っ然!!いつからいたの!?」
「君が歌い出した時から★」
「うわ、マジで?私よほどなキチガイじゃん」
「僕は気にしないよ♪」
「私は気にするの!!!黙ってろ変態ピエロ!!」
あぁ、ゴン、キルア。
一体君達どこに行ったのさ?
「いい匂いするね♪シャワー浴びたのかい?◆」
「死ね」
「くっくっ◆ひどいなぁ★……ますます気に入っちゃうよ………◆」
「ちょ、触るな近寄るなゴルアァァァァ!!!!」
飛行船の中で、私の声が響き渡るのであった。
あぁ!休みたい!!!