第28章 再会と腕相撲と条件競売
ゴンとレオリオはすぐさまパソコンへ向かった。
あー、うん…二人とも素直なとこはいいんだけどね。
「単純バカ……レオリオも強化系じゃね?」
「私も単純バカだと言いたいのかね君は」
てゆーか強化系の特徴は単純一途!!バカじゃない!!(←詳しくはヒソカのオーラ別性格分析にて)
でも、レオリオとクラピカの念の系統も気になるよね。
変化系の気まぐれで嘘つきはどっちにも当てはまらないし……やっぱレオリオは単純一途な強化系なのかな?
あぁ~、こうなるんならヒソカに全系統の特徴聞いとくんだったぁあ~!!
「行くぜゴン、キルア、!!」
「えっ!?」
突然パソコンに向かっていたレオリオが声を上げた。
え、ほんとに何!?
何も聞いてなかった!!
「確実にもうかる競売方法を思いついた!!宝石店に行くぜ!!」
「は?え、ちょっと!!」
3人は私を置いて外に駆け出していった。
「ちょっ…!!待てコラァァァァァ!!!」
所変わって、とある宝石店の前。
「さぁーいらっしゃいいらっしゃい!!条件競売が始まるよー!!」
レオリオが大声で街行く人の注目を集める。
ある程度人が集まってきたところで、今度はキルアの持っているダイヤを指差した。
「競売品はこちら!!なんと300万相当のダイヤ!!その店で買ったばかりの鑑定書付きだぜ!!」
キルアの手の中にはキラキラ光るダイヤ。
そして次にレオリオは机の前にスタンバイしているゴンとその横に立つ私を指差す。
「落札条件は腕相撲!!最初に男ならこの少年、女性ならこの少女に勝った者に与えられます!!参加費用は1万ジェニー!!………それではオークションスタート!!」
そのとたん、周りの人達が一斉に群がってきた。
うわ!オッサンくさっ!!
どうやらさっきパソコンで調べているなかで、レオリオは条件競売という方法を見つけたらしい。
初めて競売なんてやったけど、こーゆーのが条件競売っていうのね…
「まー、ゴンみたいな可愛くて天使みたいな子供が相手ならそりゃ人も集まるよね~、キルア」
「ちくしょう、殺したい衝動にかられたけどダイヤ持ってるからできねぇ」
「冗談だったんですけど!!?」
なにこの子怖い。