第28章 再会と腕相撲と条件競売
ゴンとキルアが勝負を始めてから2週間後。
結局勝ったのは……
「オレの勝ち!!ひとつオレの言うこと聞いてもらうからね」
「ヘーイヘイ」
そう、ゴンでした。
ちなみに今は3人で朝のヨークシンを見てまわっているところ。
え?今は存在スルーされてないのかだって?
ふふふ……大丈夫に決まっているじゃないか。
昨日の夜、二人そろって私に謝りにきてくれたのだよ!!
だから今の私は…
「絶好調ぉぉぉぉぉぉ!!」
「うるせぇぇっ!!」
キルアに頭はたかれたけど気にしない!!
「、どっか見てみよーよ」
「うん!キルアも早く!!」
「おぅ…………あーぁ、4コーナーでムームーダンスがこけなきゃ12倍で入ってたんだよな~」
どうやらキルアはまだ勝負に負けたことを引きずってるみたい。
つーかムームーダンスってなんぞ?
するとキルアは思いついたように、あっ!とゴンの方を向いた。
「ところで、レオリオとクラピカはどうだって?」
うっわぁお!!めちゃめちゃ懐かしい名前を聞いたよ!!
そういえば、またヨークシンシティで会おうって約束してたもんね。
「レオリオは午後に着くって。クラピカは昨日からもう来てるらしいけど、仕事中だから時間とれないかもってさ」
「そっか」
「…なんだ、寂しいな」
ゴンに聞くと、クラピカはボディガードの仕事をしてるらしい。
きっとお偉いさんの付き人だよね、やべぇ、エリート。
「あ、でも、もし空いたら連絡くれるって!」
「ほんと!?」
よかったぁあ!!
「オッケー、んじゃケータイの電源オンにしといて…………………って、ゴン!!お前もケータイ買えよ!ハンターの必需品だろーが!!」
「あ、そうだった」
「じゃあどこか電気屋さんに行こうよ!」
ケータイ買いにレッツゴー!