第6章 寿司と料理と二次試験
「ブヒィィィイ!!!」
「え"!!?ちょ、待てぇぇえ!!!」
豚達がこちらに向かって突進してきた。
ドォォオン!!
なんとか避けたけど……これ、どーやって捕まえんの!!?
「!!額を狙うんだ!この豚の弱点は額だ!!」
クラピカがこっちに叫んでる。
どうやら、ゴンが弱点を見抜いたみたい。
よし!それなら………
私は拳大の石を拾い、思い切り豚の額めがけて投げる。
ドカッ!!
豚の額に命中!豚はゆっくりと倒れた。
「やったぁあ!!ありがとクラピカ!」
「いや、礼にはおよばない。それよりも早く焼こう」
「うん!」
………それから数時間後。
「うんおいしい!」
「これもうまい!」
「うんうんイケる」
ガツガツムシャムシャ………!!
どんだけ食ってんのこの人!?
もう私達が持ってきた豚はとっくに食べられてしまっていた。
「あ~~食った食った。もーおなかいっぱい!」
「豚の丸焼き料理審査!!71名が通過!!」
満腹のブハラの後ろには、山積みになった豚の骨、骨、骨。
そりゃ71頭もの豚食べればあぁなると思うけどさ……。
すると、次はメンチが受験生の前に出てきた。
「あたしはブハラとちがってカラ党よ!!審査もキビシクいくわよー」
あー、これで難易度が高い料理がきたら、もう私おしまいだなぁ……。
「二次試験後半、あたしのメニューは……スシよ!!」
ん?スシ…………って、あの寿司??