第26章 箱とゲームとメッセージ
それから約数週間後……
「もっとゆっくりしていけば良かったのに」
「いやあの、充分ゆっくりさせて頂きましたから。約1か月くらいいましたから」
私とキルアとゴンは、このお世話になったくじら島からヨークシンに向かうことになった。
いやほんと、サイコーだったよくじら島。
ミトさんはキレイだし海はキレイだし川もキレイだし……
あ、そうそう!ご飯なんてマジ美味しすぎてやばかったよ!
あぁ、私はもうここに住んでもいいくらいなんだけどなぁ。
「ちゃん、二人とも先に行っちゃったわよ」
「あああお世話になりましたミトさんさらば!!」
「えぇ、また来てね」
ぐはぁ笑顔ステキすぎる!
で、でもゴンとキルアを追わなくちゃ!
「ま、待ってよ二人ともぉぉ!!」
「あ!やっと来たんだ」
「おっせーよお前。もずくみてぇな顔しやがって」
「うん、もう動物ですらないよね。もずくみたいな顔なんて初めて言われたわ!!」
「常に浮いてるとことかソックリじゃん」
「うまい!うまいけどムカつく!!」
「二人とも、船が来たよ!」
さよならくじら島!
いざ行かんヨークシンシティ!!!