第26章 箱とゲームとメッセージ
あれからゴンの家のパソコンを借りて、通販でジョイステとROMカードを即日配達してもらうことに。
待つこと数時間でゴンの家にジョイステが届いた。
「おー、なつかし!」
「ジョイステ見るの何年ぶりだろー!」
久々に見るジョイステにテンションが上がる!
「じゃあとりあえずROMカードの中身を見てみようぜ」
キルアはゴンに説明しながら電源をいれていく。
そして肝心のROMカードの中身を見てみると……
「…グリードアイランド?」
「え?これグリードアイランドって読むの?」
何だこれ、初めて見た。
しかも容量ハンパない!!
「すげー容量だな。1つのゲームで30ブロック全部使い切ってる。無駄かもしれねーけど、一応データをコピーしとくぜ」
「うん………"グリードアイランド"か、二人とも知ってる?」
「いや、聞いたこともねぇ。は?」
「ううん、私も初めて知ったよ」
自称ゲーマーな私でも知らないなんて珍しいよホント。
「でもこれでゲーム名も分かったから取り寄せることができるぜ」
「あ、そっか」
キルアはもう一度パソコンに向かい、グリードアイランドを取り扱っている店を探し始めた。
すると、画面に出てきたのは『該当店数は0です』の文字。
あ、私は文字が読めないからゴンに教えてもらったよ。
「あれ?」
「即日配達希望にしたからかな?とりあえず売ってる店全部リストアップするか」
「頑張れキルア」
とゆーことでリストアップしてみたけど……
またもや『該当店数は0です』の文字。
「何でっ!?」
「つまり売り切れってことか」
「そんなにレアなゲームだったのかな?」