第25章 お泊まりと友情とくじら島
「もー、帰ってくるなら先に教えてよ!何にも用意してないわよ!!」
ゴンの家に着くなり、家中をバタバタと走り回るミトさん。
若く見えるけど、一体何歳なんだろ?
「いいよテキトーで」
「何言ってんの、せっかくお友達も来てるのに…女の子までいるのよ!?おもてなししなきゃ!!」
は!
女の子って私のことですかミトさん!?
キルアとかクラピカとか全く女の子扱いしてくれなかったから、すごい嬉しい!!
「そーだ、ゴハン作る間にお風呂入んなさいよ。服も全部出しといてね、洗濯するから!」
「うん、あとで…」
「今!!!10秒以内!!いーち……」
うおぉ、ミトさんすごい迫力…!!
ゴンとキルアもめっちゃ急いで服脱いでるし。
「ゴン、ミトさんっていつもあーなのか?」
「うん、だいたい…」
「でもいいなぁ~、しっかりしてるし美人だし。私もあんなお母さん欲しいわ」
「オレもそうだな………って、何でお前もちゃっかり服脱ごうとしてんだ!!」
「いや、だってお風呂入れって言われたから……これは二人と入れるチャンスだと思って!!」
「ふざけんな消えろ!!」
何だよぉぉ!!
裸の付き合いだって言うじゃん!!いいじゃん!!←
と、思っていると
「あら、あなたはこっちよ。座ってて」
「ぐえっ」
ミトさんに襟を掴まれて、強制的にイスに座らされた。
み、ミトさん……あなた案外力強いんですね……