• テキストサイズ

えそら狩人【H×H】

第21章 凝と約束と不戦勝





5月28日。




ワァァァァァア!!



『さぁやってまいりました!選手VSサダソ選手!!"平手の"こと選手は200階に上がってからの初試合!!どんな試合を見せてくれるのでしょーかぁぁあ!!?』


………うーわ、来ちゃったよ。

もう試合の日が来てしまったよ。

つーかあの能面男ってサダソっていうんだ(初知り)


「そういえば今日はまだゴンとキルア見てないな…」


応援くらいしてくれてもいいじゃないの!

ちょっと寂しいじゃん!














『それでは選手入場です!先に姿を現したのは選手だぁー!』



ワァァァァァア!!



「うわぁあ、緊張するなぁ…」


歓声に包まれながら、私はリングに上がる。


ううう、こうなりゃもうヤケクソだ!

いつでもかかってこいや!!!


私はぐっと構える。

しかし、



『……おや?サダソ選手がまだ入場してきません!一体どうしたのでしょーかぁ!?』

「は?」


肝心の能面男がいつまでたっても闘技場に現れないのだ。

そして姿を見せないまま数十分。



『えー、サダソ選手の姿が見えないので、これは選手の不戦勝ということになります!』

「…え、マジで?」


あれだけ期日ピンチだどーのこーの言ってたクセにドタキャンかよ!

でも私は嬉しいけどね!


そして観客からの野次を無視しながら、私はリングを降りた。
/ 252ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp