第20章 練と期日と修行再開
「あの二人に妙なマネしなければ、私の試合で勝たせてあげるよ。……どこか不満なとこある?」
「くくく…いいや、ないね」
私はフッと薄く笑う。
いや、いつもならこんな演技しないんだけどね!?
「……じゃあ、疑うわけじゃないけど一緒に受付まで行こう」
「ちょ、触んなくていいから」
「……………」
「…で?5月28日でいいわけ?」
「あぁ。それにしても良かったよゴンちゃん達には手を出さなくて済んだし」
やっぱコイツなんかする気だったんだ!
よかったー!
「約束忘れてないよね?」
「もちろん。これでも約束は守る方さ」
信用ならねぇ!
でも、私が登録したんだからコイツはもう急がなくていいわけだし………一件落着?
「じゃ、私戻るわ」
「くくく……試合楽しみにしてるよ」
ほんとキモいなぁ…。
あ!やば!キルアにチョコロボくん持ってかなきゃ!!!
私は全力で部屋に戻った。