• テキストサイズ

えそら狩人【H×H】

第20章 練と期日と修行再開



ビデオを鑑賞中、ウイングさんはヒソカがスカーフで右腕をトランプに変えたところでビデオを止めた。

どうやら、この場面でヒソカの左手からオーラの糸が出てるらしい…てか、私は見えるんだけどね。



「どうかな?」

「…だめだ!」

「全っ然見えねーよ」

「あぁ、何にも見えないよ…闇の底まであばばばば~」

「ウイングさんコイツどうにかして」


あああ、気持ち悪いよぉぉ。

ビデオだから刺激は少ないけど、生で見たときを思い出しちゃう…。


「さん、大丈夫ですか?」

「ご、ごめんなさいウイングさん…私のことは放っといて説明続けてください」

「いいえ、誰にでも苦手なものは存在します。あなたは映像を見なくていいので、ゆっくりと説明を聞いていて下さい」


ウイングさんは眩しいくらいの笑顔で言う。


ファーーー!!!

こ、ここに神様がいるよぉぉお!!


















「では、さんは"凝"を使えるので通常の修行でいきましょう。ゴン君とキルア君は、最終日ギリギリに試合登録をしてもらいます」


説明は終わり、ゴンとキルアは"凝"を完成させることを目標に修行することになった。


私は自由に試合を登録してもいいみたい………だけど、やっぱぬけがけみたいで気が乗らないな。

するとその感情を読み取ったのか、ウイングさんが私の方へ歩いてきた。


「何をするのもあなた次第ですよ。自分で決めて、自分で実戦しなさい」

「ウイングさん…」

「修行、頑張って下さいね」


………なんだろ、ほんとにウイングさんの言葉って落ち着くし響くし……なんだか懐かしくなる。













『大丈夫か?』

『……い、たい…』

『それくらいの傷、すぐに治るさ。……ほら、掴まれ』

『うん……』













あ、そっか。




カイトに似てるんだ。
/ 252ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp