第18章 カストロとロリとヒソカ戦
……ざわざわ……(←カ○ジじゃありません)
「ヒソカの野郎…自分の腕を……」
「いかれてやがるぜ」
周りの観客もざわざわと騒ぎだした。
うん、ほんといかれてるよあの人。
キルアもヒソカの行動にびっくりしてるし。
すると、ヒソカはスカーフを取り出した。
「僕の予知能力をお見せしようか◆」
『おやおや!?ヒソカがスカーフで右腕を覆い隠したぞ!!』
なにする気なんだろ?
ヒソカが右腕を投げると、トランプが舞った。
手品ショーか!!
「この中から1つ好きな数を選んで頭に思い浮かべて◆思い浮かべたらその数に4を足して、さらに倍にする◆」
あ、これ知ってる。
みんなよくやってるもんね!
「そこから6を引き、2で割ったあと最初に思った数を引くと…いくらになるかな?◆」
これ予知能力じゃないじゃん。
パフォーマンスじゃん。
「答えは……」
すると、ヒソカは自分の腕の傷口に手を突っ込んだ。
うぉぉ!!?血迷ったかヒソカ!!?
そして傷口からトランプを取り出し……
「1だろ?◆」
だろ?じゃねぇぇぇぇ!!
いつまでグロいもん見せる気だよアイツ!!!
「、おかしいと思わねぇか?」
「うん、頭おかしいと思う」
「ちげーよ!!腕も取られてどうみてもヒソカは不利だ。……なのに、なんでアイツは余裕なんだ?」
「あ」
……確かに。
ヒソカのペースのせいで考えてなかったけど、カストロの方が有利なことは確実だ。
なのに、ヒソカは焦りどころか負けることも考えてない表情。
…………なんでだろ?
「記念にあげる◆」
ヒソカはカストロにトランプを投げる。
が、カストロはそれをはじいた。
そりゃいらないよねぇ、そんなトランプ!!