第18章 カストロとロリとヒソカ戦
「下衆め…2度とふざけたマネができぬよう左腕も削ぎ落としてくれる!!」
『あっと、カストロ選手の片方が猛然と突進!!』
カストロはヒソカに一直線で走っていく。
でも、
「…は!?」
ヒソカは余裕の表情で左腕を差し出す。
本体のカストロもさすがに表情がこわばった。
「さっきから言ってるだろ?あげるって◆」
何を考えてるのコイツほんとに!
両腕がなくなったら何にもできなくなるのに…!!
「……望み通りにしてやる!!」
ザンッ!
「!!!」
ヒソカは左腕も取られてしまった。
も、もう無理…グロすぎる。
しかし、カストロの表情が驚きに変わった。
「な、なに……!?」
「やはりダブルの方で攻撃してきたか…◆もし本体で攻撃してきたらカウンターくれてやろうと思ったのに………右(こっち)で◆」
「……!?えええええっ!?」
なんと、ヒソカの右腕が元に戻っていた。
えええ!?いつの間に!?
「くくくく、これも手品です◆さてどんな仕掛けでしょう?◆」
「!!」
い、一体どうやって腕を!?
そう思っているうちにも、ヒソカはカストロに向かって歩き出す。
「!!」
「くっくっく、どうした?怖いのかな◆」
カストロは動揺して後ずさっている。
おいおい!さっきまでの冷静はどこに行ったんだよ。
「…非常に残念だ◆君は才能にあふれた使い手になる…そう思ったからこそ生かしておいたのに◆」
こいつにどうこう決められんのもイヤだけどね。
強いからなんも言えないけどさ。
「予知しよう、君は踊り狂って死ぬ◆」
ヒソカは確信した顔で、ニヤリと笑った。