第4章 嘘とお猿とヌメーレ湿原
「キキッ!!」
お兄さんの隣で倒れてたサトツさ…!!…ゴホン、人面猿が急に飛び上がった。
ヒュッ
「ゲッ!」
しかし、ピエロが人面猿にもトランプを投げて殺してしまった。
「これで決定★そっちが本物だね♪」
みんながサトツさんに注目する。
「試験官というのは審査委員会から依頼されたハンターが無償で任務につくもの◆僕らが目指すハンターの端くれともあろうものが、あの程度の攻撃を防げないワケがないからね★」
なんだ、このピエロ。喋り方キモい、てかホモっぽい←
「誉め言葉として受け取っておきましょう。しかし………次からはいかなる理由でも私への攻撃は試験官への反逆行為として即失格とします。よろしいですね?」
サトツさんは何もなかったかのように、冷静に言い放った。
「はいはい◆…………チラッ…」
「………………は?」
ピエロと目が合った。
途端に、アイツはニコォッと笑って去っていく。
え"え"え"え"え"え"っ!!!!気持ち悪っ!!!!
「あの若者は、私をニセ者扱いして受験生を混乱させ、何人か連れ去ろうとしたんでしょうな。こうした命がけのだましあいが、日夜おこなわれているわけです……………何人かはだまされかけて、私を疑ったんじゃありませんか?」
その言葉を聞いた途端、レオリオは嘘っぽい笑いを浮かべる。
おい、誤魔化すなレオリオ。あんた完全にだまされてたよ。それと、若いハゲ。
「それでは参りましょうか。二次試験会場へ」
またみんなが走り出す。
いや、休憩させろ!!!サトツさん!!!!
「……また走るの~??」
「文句言うなら帰れ」
「まあまあキルア。、もうちょっと頑張ろう??」
「うん!ありがとうっ!!ゴン!!(キルアはスルー)」
受験生312名。ヌメーレ湿原へ突入。